ホテルのカードキーは室内電気の電源になるなんてスゴイよね

夏休み、冬休みは部活があり、まとまった休みが取れなかったが、短い春休みだけはどの部も活動禁止となり、次の学年へのステップアップを前に、家族との時間を取れることになった。中学受験を終え、小学校卒業から憧れの中学への入学。それからの怒涛の1年間は、体力的にも精神的にも、幼い息子には大変だったのではないかと思われる。

しかし過ぎてしまうとあっという間で、心配性の嫁もやっと、最近は息子のペースに合わせられるようになったきたようだ。今回の旅行は近場で3泊4日。叔父が持っている会員制リゾートホテルで、温泉と食事、読書三昧の予定だ。中学受験の3年間は旅行も行けなかったので、息子がホテルに泊まるのも本当に久しぶり。この休みは宿題もないし、開放的な気分になってのんびりして欲しい。

フロントで渡されたカードキーに興味津々で、先頭に立って入室し、夕飯の際も「ホテルのカードキーは室内電気の電源になるなんてスゴイよね」と興奮気味だ。確かに、カード型の鍵はなんとなくわかるが、それが室内電気の電源にもなっているのは不思議な気がする。カードを入れないと室内灯はつかないので、そのシステムのお蔭でカードキーを部屋のどこかに置き忘れるということもなくなる。

先月出張で泊まった富山の古いビジネスホテルは、昔懐かしいありふれた鍵で、ドアノブの中央に鍵穴があり、鍵をさして開錠するタイプだった。その鍵の調子が悪く、何度も鍵をガチャガチャ回さないと、鍵をかけることも鍵を開けることもできず苦労したので、それと比べると月とすっぽん。入ってすぐのところにカードキーをぽんと入れるだけで部屋の電気がつくので、感動すらしてしまう。ただ、外出する際にはカードキーを持ちだすので、部屋の冷蔵庫まで止まってしまうのは、ちょっとミス設計なのじゃないかと思うが。